一戸建ての賃貸は購入と比べて住みやすいの?魅力やメリットをご紹介

「そろそろ一戸建てに住みたいな」と思った時に、まず頭に浮かべるのは「一戸建て 購入」ではないでしょうか。

しかし一戸建ては、売買物件としてだけでなく、賃貸物件として「借りる」選択をとることができるのです。

今回は、一戸建ての「購入」ではなく、「賃貸」の魅力やメリットをご紹介します。

一戸建て賃貸の暮らしに向いている人や、物件の探し方もまとめてみたので、ぜひ最後までご覧ください!

 

売買物件と比較して一戸建て賃貸にはどんなメリットがある?

売買物件と比較して一戸建て賃貸にはどんなメリットがある?

一戸建てを「買う」のではなく「借りる」選択には、どのようなメリットがあるのでしょうか。

それぞれみていきましょう。

 

初期費用が安い

 

賃貸物件に住むメリットのひとつは、なんといっても初期費用が安いことです。

新築一戸建てを購入する場合、諸費用は物件価格の5~10%かかるといわれています。

5,000万円の新築一戸建てなら、250万~500万円になる計算です。

これに引っ越し費用も追加されると、かなりの出費になりますよね。

賃貸物件でも、敷金や礼金、火災保険料などの初期費用はかかります。

これらを全て合わせると家賃4ヵ月~5ヵ月分が大体の相場で、家賃10万円の物件で考えると初期費用は40万~50万円です。

物件の金額にもよりますが、新築一戸建ての購入と比べるとかなり安いですよね。

また、物件によっては「敷金・礼金ゼロ!」などを売りにしているところもあります。

そのため、初期費用をさらに安く抑えられる可能性もあるでしょう。

そして、住宅を購入した場合は不動産所得税や固定資産税などの税金を納める義務があります。

賃貸物件の場合は、これらの諸費用も必要ありません。

 

転勤に対応しやすい

 

メリット2つ目は、転勤に対応しやすい点です。

一戸建てを購入したら、簡単には手放せないですよね。

ローンが残っていたら住み替えも難しいですし、転勤が決まると単身赴任を選択せざるを得ないかもしれません。

家族みんなで引っ越しを決意をしても、売却などの手続きには手間がかかります。

別荘として残しておく方法もありますが、誰も住んでいない家は空き家として放置されてしまう可能性が高いでしょう。

放置された空き家は、経済上や防犯上のデメリットが大きくなってしまいます。

 

 

持ち家は資産にもなりますが、放置してトラブルに巻き込まれるのは困りますよね。

賃貸物件であれば転勤などの事情にもスムーズに対応できます。

仕事の関係で定住できるか分からない方は、一戸建ての購入ではなく賃貸を探した方が良いでしょう。

 

移住に向けたお試し生活ができる

 

「転勤の予定はない。むしろ定住したい地域がある!」とお考えの方にも、一戸建て賃貸のおすすめポイントがあります。

それは、近年話題の空き家を活用した地方移住です。

現在はリモートワークが広まり、どこでも自由に働ける時代になってきました。

どこでも仕事ができるなら、のんびりした田舎で憧れの地方暮らしを始めたいとお考えの方もいらっしゃるでしょう。

しかし、住み慣れない土地での暮らしは、リスクが伴います。

マイホームを購入したあと、思い描いていた生活と違っていたらショックですよね。

そのため、定住したい地域が決まっているなら、まずは賃貸物件で暮らしてみることをおすすめします。

何度か足を運んだことのある場所だったとしても、住んでみると新しい発見があるはずです。

それを理解するためにも、賃貸としての選択はメリットがあるでしょう。

地方での暮らしを検討している方は、こちらの記事もチェックしてみてくださいね!

 

 

 

 

一戸建て賃貸はどんな人に向いている?

一戸建て賃貸はどんな人に向いている?

先ほどのメリットを整理すると、一戸建て賃貸の暮らしに向いているのは下記に当てはまる方でしょう。

  • 引っ越しの初期費用を抑えたい
  • 転勤などで定住できない
  • 慣れない土地へ引っ越す

 

これらの条件だけであれば、一戸建てではなく、アパートを検討してもいいかもしれません。

それでも「一戸建てに住みたい」と思った方は、以下の条件に当てはまるかチェックしてみましょう。

  • ペットと暮らしたい
  • バリアフリーな環境で暮らしたい
  • 子どもがいる
  • 車を持っている
  • ガーデニングやバーベキューを楽しみたい

 

一戸建ては集合住宅と異なり、周りに迷惑をかけにくい点がメリットです。

ペットや子どもがいると暮らしが豊かになる一方、騒音問題にもなりやすいでしょう。

一戸建てであれば、その問題を解消できます。

また、ペットについて、集合住宅では細かいルールが定められています。

「多頭飼いしたい」「大型犬と暮らしたい」などのビジョンがある方は、比較的自由に住める一戸建ての方が魅力的だと言えます。

そして、家族に高齢者や肢体不自由者などがいる場合も一戸建てが向いています。

駐車場から玄関までの距離が近く、階段も少ないので、生活しやすいためです。

賃貸物件の場合、リフォームなどの自由は制限されていますが、集合住宅より住みやすい環境を探しやすいでしょう。

一戸建てと集合住宅の比較は、こちらの記事をご覧ください。

 

 

 

一戸建て賃貸は購入することも可能?

一戸建て賃貸は購入することも可能?

一戸建て賃貸に惹かれて暮らし始めてみたものの、「やっぱり家を購入したい」と思うことはありますよね。

買うか借りるか悩んで「借りる」選択をした方でも、実際に体験したことで、逆にマイホーム購入の想いが強くなることもあるでしょう。

また、今の家が気に入った場合や、住む場所は変えずリフォームをして住み続けたいと思っている方なら「この家がほしい!」と考えるでしょう。

 

結論から言うと、購入できます。

ただしポイントとなるのは、貸主に売る気があるかという点です。

 

人口減少により買い手が見つからず、空き家となってしまう一戸建て。

とくに、立地の悪さや築年数が古い一戸建ては、今後さらに厳しくなるでしょう。

このような現状をふまえると、「今は賃貸物件として貸し出しているが、売却してもいいかもしれない」と考える貸主も珍しくありません。

また、一戸建て賃貸を探していたら「よければ購入しませんか?」と貸主の方から話をもちかけられるケースもあります。

これは、どうしても家が売れないために、賃貸として活用をはじめた場合でしょう。

 

手持ちの空き家が売れずに困っている方の記事は、こちらをチェック!

 

 

 

貸主である大家さんに少しでも売却の意思があれば、購入の交渉がうまくいくかもしれません。

アパートやマンションの場合だと、1部屋だけでなく、棟ごと買わなければならない可能性があります。

その点、一戸建ての物件であれば相談もしやすいですよ。

 

一戸建て賃貸物件の探し方

一戸建て賃貸物件の探し方

一戸建て賃貸物件の探し方は、大きく分けて2つです。

 

  • ネットで探す

 

最近は、何をするにもまずはネットで調べる方も増えてきました。

不動産も同じですよね。

不動産会社を先に探し、そこから物件を紹介してもらう方法と、全国の物件をポータルサイトなどで探す方法があります。

ポータルサイトは、物件数の多さが魅力なので、たくさんの中から条件をしぼって見つけたい方におすすめですよ。

 

いえらぶのサイトも物件選びの参考にしてくださいね!

 

 

 

  • 近所の空き家や親戚の所有する空き家を貸してもらえないか相談する

 

積極的に売り出しや貸し出しをしていないなら、賃料が安く済む可能性があります。

身近に気になる家がある場合は、ネットと並行してこの方法も試したいですね。

とくに空き家の場合「活用したいけど方法がよくわからない」と放置している所有者もいます。

借りたい方が名乗り出てくれると、所有者としても嬉しいかもしれません。

空き家の場合、法務局で所有者の確認などを行うなど、必要となる手続きがあるのでしっかり確認しましょう。

 

まとめ

 

一戸建て賃貸は、初期費用の安さや引っ越しのしやすさなど経済的・合理的メリットが目立ちます。

しかし、地方での空き家暮らしにチャレンジしたい、ペットと自由に暮らしたいなど、生活を豊かにする視点からも魅力を考えられます。

住んでみてから気づくポイントもありますから、いきなり購入決断は早いかもしれません。

まずは賃貸物件を探してみてもよいでしょう。

 

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