近所の野良猫を保護したい!捕獲の仕方や注意したいポイントについて

近所に可愛い野良猫がいる、お腹を空かせた子猫をなんとかしたい…。

このような思いから野良猫の飼い主になろうかなと考えている方はいますか?

今回は、野良猫の保護に関するお話です。

野良猫の保護方法や注意点を紹介しますので、野良猫を自分で飼いたいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。

 

野良猫を保護する前に知っておきたいこと

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「近所の野良猫が可愛いから自分で保護して飼いたいな」と思ったら…。

保護する前に考えてほしいことがあります。

それは、「最期までお世話する覚悟があるかどうか」です。

令和元年度の犬・猫の殺処分数は32,743匹。

そのうち猫は27,108匹と、犬に比べて殺処分される割合が高くなっています。

参考サイト:環境省 統計資料「犬・猫の引取り及び負傷動物等の収容並びに処分の状況」

 

 

この状況を改善するには、飼い主の飼育責任に対する意識を高めていく必要があります。

野良猫を迎え入れる前に、「責任をもってこの子をお世話できるか」慎重に考えましょう。

飼育責任を理解したうえで、野良猫の保護に積極的な気持ちになれる方は、保護方法をしっかり確認してチャレンジしてみてくださいね。

自ら手を差し伸べて野良猫を助けたいと思う気持ちは、とても素敵なものですよ。

 

ここで、保護したい野良猫を発見した際、確認しておきたい点がいくつかあるのでご紹介します。

 

  • 首輪や迷子札をつけていないか

まずチェックしたいのが、飼い猫の可能性です。

外を歩いているからといって、野良猫だと決めつけてはいけません。

首輪や迷子札をつけている猫であれば、飼い猫である可能性が高いです。

外にお散歩に出ているだけかもしれませんから、勝手に連れて帰ってはいけません。

ろくにご飯も食べていないようで、頻繁に外で見かけるなら迷子の可能性もあります。

札に連絡先が書かれていないか、近所に捜索願の張り紙が掲示されていないか確認してみましょう。

飼い猫は野生経験が乏しく、外では生きていける確率が低くなります。

見つけた際は速やかに飼い主の元へ届けられるとベストです。

飼い猫のなかには、首輪などをつけておらず、マイクロチップを埋められている猫もいます。

保護した際は、迷子猫ではないか保健所で確認しましょう。

※保護したあとの詳しい対応については後述しています

 

  • 親猫や兄弟猫がいないか

こちらは、とくに子猫の場合に注意しておきたいポイントです。

猫の保護には生後8週齢規制があります。

生後8週齢までの時期は、猫の体や社会性にとって大切な時期。

この期間に親や兄弟などと過ごせない状況になると、発達に影響がでるといわれています。

そのため、子猫の場合は周りに親や兄弟らしき猫がいないかチェックしましょう。

 

  • 地域猫ではないか

地域猫とは、その名の通り地域で管理されている猫のことです。

耳がV字にカットされているのが特徴的で、これらの猫は地域住民のボランティアによってエサやトイレの管理が行われています。

基本的には飼い主の保護を必要としていない猫ですが、地域猫といえど、安心できる家主のもとで暮らせるに越したことはありません。

里親になりたい場合はその地域で活動しているボランティア団体などに連絡をして確認をとりましょう。

地域猫に関する記事はこちらで紹介しています。

 

野良猫の保護に必要な準備や捕獲方法

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いざ野良猫を保護しようと近づいても、警戒心の強い猫であれば逃げられてしまいます。

とくに、生まれてから人間と生活したことのない猫であれば、簡単には懐いてくれません。

懐きかけても直接抱っこして捕まえるのは難しいので、捕獲器を使って挑戦してみましょう。

捕獲器は動物病院や愛護団体などが貸してくれるケースがあります。

事情を話して連絡をとってみるとよいでしょう。

借りる際に、使い方などを聞いておくとスムーズに保護できます。

準備するものは捕獲器だけではありません。

 

  • キャリーケース

捕獲したあと病院へ連れていくために必要です。

また、捕獲器が用意できない場合は、キャリーケースでも保護できます。

いずれにしても猫を迎え入れようと考えているなら手に入れておきたいですよ。

 

  • 手袋

野良猫はノミやダニ、その他の寄生虫や感染症をもっている可能性が高いです。

そのため、なるべく皮膚に触れないよう手袋を着用しましょう。

引っ掻き傷をつけられる危険もあります。

手袋だけでなく、長袖長ズボンなど露出の少ない服装を心がけるとよいでしょう。

 

  • エサやおやつ

猫の気を引くためにエサやおやつは必須です。

できるならば、保護する前から少しずつエサを与えて慣らしておくとよいでしょう。

 

  • ペットシーツ

捕獲器やキャリーケースの中にいるときに排泄をする可能性があるので、準備します。

 

  • タオルや新聞紙

猫が安心できる空間をつくるために必要です。

とくに寒い時期などは体が冷えないように温める効果も期待できます。

 

<捕獲の仕方>

準備ができたらいよいよ捕獲に挑戦です。

猫の警戒心を薄くするために、捕獲器をセットしたい場所でエサを与え続け、あらかじめ慣らしておくのがポイントです。

懐いてくれると保護もしやすいです。

いきなり捕まえようとせず、まずは少しずつ距離を縮めて仲良くなる努力をするとよいでしょう。

捕獲器を置く場所は、人気の少ない日陰で安心できる場所を意識して探します。

おすすめの捕獲の時間帯は、猫の活動が活発になる薄暗い時間帯。

つまり、深夜から朝方がよいとされています。

それに合わせて、空腹時間を狙えるとベストです。

場所と時間が決まったら、捕獲器にエサやペットシーツを準備していきましょう。

猫の好む暗くて狭い空間を意識するのがポイントです。

ペットシーツは内側に入れてセットしてしまうと、シーツの取り換えが難しくなります。

そのため、捕獲器の外側にペットシーツを巻きつけるといいですよ。

さらに上下と側面に新聞紙を貼ることで、暗くてあたたかい空間を演出できます。

エサは普段からあげているその猫好みのエサを準備します。

好みのエサが分からなければ、気づきやすいよう少し匂いが強めのエサを準備しましょう。

猫用の市販のササミや焼き魚で大丈夫です。

トラブルにならないよう気を遣いたいポイントは、近所の住民に事前に話しておくこと。

無責任にエサをあげて周辺に野良猫が居つくようになるのを、よく思わない住民もいます。

「あの人が最近、野良猫を引き寄せている…」などと噂をされたら、ご近所トラブルになるかもしれません。

今後の住みやすさにも影響するので注意したいですよね。

野良猫を保護しようと決めたら、すれ違ったときに挨拶がてら話しておくとよいでしょう。

そして、捕獲器には自分の連絡先などを記載しておきます。

 

野良猫を保護できたら何をすべきか

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捕獲に成功したら、それだけで終わりではありません。

飼い主としてすべき行動がいくつかあるのでご紹介します。

 

  • 病院へつれていく

まずは動物病院へつれていきましょう。

野良猫はどんな病気や感染症をもっているかわかりません。

そのため病院でそれを確認し、今後どのようにお世話をしたらよいのか獣医さんにアドバイスをもらうとよいです。

動物病院にかかる費用は1万円前後で、ピンからキリまで値段があります。

病院によって費用が異なるので、確認しておきましょう。

 

  • 飼い猫でないかチェックする

先述した通り、首輪や迷子札をしていなくても飼い猫であるケースがあります。

保健所や警察署に連絡したり、SNSでの迷子情報を確認したりなどして、迷子猫でないか確認しましょう。

 

  • 飼育できる環境を整える

動物病院での検査や迷子猫かどうかのチェックが済んだら、自分の家で暮らしていけるよう本格的な準備をはじめます。

トイレ用品や食器、フードやミルクなど、一般的に猫を迎え入れる準備と同じです。

注意したいのは、野良猫の場合人慣れしていないことが多く、懐くまでに時間がかかること。

保護してしばらくの間、猫は慣れない環境に不安やストレスを感じています。

無理に近づこうとせず根気強く距離を保つ、無理にお風呂に入れるなどストレスになることを積極的に行わないなどの配慮をしましょう。

 

  • 不妊・去勢手術をする

これは野良猫だけに限りません。

猫をペットとして迎え入れたら、望まない多頭飼育で飼育崩壊が起こらないよう不妊・去勢手術を施しましょう。

飼い主の責任のひとつです。

 

まとめ

保健所に引き取られるかもしれない野良猫を保護して家族として迎え入れるのは、素敵な選択といえるでしょう。

野良猫に手を差し伸べるあなたの優しさが、猫の殺処分を減らす機会につながるかもしれないのです。

猫を保護したら、初心を忘れずに最期まで責任をもってお世話してくださいね。

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