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YouTubeなどの猫動画や、猫を飼っている方のブログをみると一人暮らしでも猫が飼いたくなりますよね。
しかし、軽い気持ちで猫を飼うことにより、猫も人も不幸になるかもしれません。
そうならないために、今回は飼い主も猫も幸せに暮らす方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
【一人暮らしでも猫が飼いたい①】必要なお金はどれぐらいか
猫を飼う前の大事なポイントは、猫を飼うことでどれくらいのお金が必要か知ることです。
まず、猫の一生を責任持って飼うための費用は、おおよそ80~100万円と言われています。
これは完全室内飼いの目安であり、平均的な費用ですので病気がちな猫であれば100万円以上はかかってくると思われます。
そして、猫の平均寿命は15年前後ですので、年間5~7万円程度で月計算だと5,000円前後のお金が必要です。
その内訳は、ペットフードや猫砂などの消耗品、猫用トイレに食器やブラシなどの日用品、キャリーケースなどが主です。
この他にも、年に1回は健康診断が必要ですしワクチン接種も重要です。
猫も人と同じで定期的な健康診断で病気の予防が可能ですし、なによりも健康で楽しく暮らしていくことで飼い主も猫も幸せになれます。
そして、気になる健康診断の費用はおおよそ数千円から数万円。
金額の幅が広いのは、猫の年齢や状況によって検査項目数が変わるためで、猫の一生涯の病院費用目安は10~15万円程度になると思います。
ここまで、ご紹介したのは猫と暮らしていくために必要になるお金で、猫をブリーダーやペットショップから迎え入れる場合、人気のある猫種だと10万円前後はかかると思います。
スコティッシュフォールドやマンチカンは、可愛らしくとても人気のある猫種ですので、もう少し高くなるかも知れません。
そして、保護団体などから保護猫を譲ってもらう場合は3万円前後が必要です。
タダじゃないの?と思う方も多いでしょうが、これにはしっかりとした理由があります。
健康診断やワクチン接種、去勢避妊手術などの猫を飼ってから必要になることをすでに行っていることがその理由です。
これらの費用は猫を飼い始めた後でかかるお金でもあるので、最初に払うのか後に払うのかの違いですね。
※保護団体によって変わりますので、詳細は必ず確認してください。
前述した費用は、あくまでも必要になる最低限のお金だと思ってください。
可愛い猫のために、キャットタワーやおもちゃなど欲しいものはたくさんでてきます。
たまには美味しいご飯を食べさせてあげたくなるときもありますし、嬉しそうな猫のしぐさや行動を見ているともっと遊べる環境にしてあげたい!と強く感じるものです。
「いくらまでなら猫のためにお金を使える」のかをしっかりと計算し、計画的に暮らしていくことが大事ですのでしっかり確認してくださいね。
【一人暮らしでも猫が飼いたい②】猫を飼うのに向いている人とは
猫は自由です。飼い主に行動を合わせてあげることはほとんどしません。
自由気ままでやりたいことをやり、気に入らないことは基本的にしない生き物。
嫌いなご飯はお腹が空いていても食べてくれませんし、トイレが気に入らないときは絶対に使ってくれず我慢して病気になることもあります。
※猫が、トイレに座ったまま5分以上経つようであれば、膀胱炎(尿毒症)の可能性があるので獣医さんに相談してください。
そんな猫を飼うのに向いている人とは、「猫のことを1番に考えられる人」です。
猫がわがままな行動をとっても怒らず、家具や室内を破壊しても猫に肉体的苦痛を与えず、自由気ままな猫にあわせてあげられるのかが大事です。
もちろん、家具や室内を破壊されないように対策することが大事ですし、危険な行動であれば2度としないような対策が必要になります。
猫の生活導線を把握し、猫がストレスなく暮らせるように工夫する前向きな思考であることも大事です。
猫も意地悪がしたくてやっている訳ではなく、本能がそうさせているだけなのです。
また猫は、単独行動を好み縄張りを持つ生き物ですので、飼い主は自らの縄張りに一緒にいるくらいの認識と言われています。
そのような考えを持つ猫ですが、気が向いたときは甘えに来てくれますし、飼い主を信頼して無防備な姿も見せくれます。
その「気が向いたとき」を気長に待てることこそが1番大事なポイントかもしれません。
逆に、猫を飼うのに向いていない人は「しつけたことは絶対に守ることを望む人」だと言われています。
前述した通り猫は自由気ままですので、気が向いたときにしか言うことを聞いてくれません。
猫に対しては基本的に、「猫が危険な状態にならないようにする」ためのしつけのみをする、と考えた方が良いでしょう。
【一人暮らしでも猫が飼いたい③】猫と幸せに暮らすためには
お金もかかるし自由気ままな猫ですが、猫と暮らすメリットはとても大きいと言われています。
そのメリットの一つが、幸せホルモン「オキシトシン」による癒し効果。
猫を撫でているときに、穏やかな気分になった経験をお持ちの方は多いと思います。
なぜ穏やかな気分になるのか…
それは脳内に幸せホルモンであるオキシトシンが分泌されているからと考えられています。
さらに、落ち着いた気分になれる「セロトニン」と幸せな気分になれる「ドーパミン」の分泌を促す効果もあると言われています。
ストレスの多い現代社会では、このような癒しがもたらす安らぎ効果は大きいものがあると思います。
「猫と幸せに暮らす」ではなく、「猫に幸せにしてもらって暮らす」と考える方が正解なのかも知れません。
そのように幸せにしてくれる猫に、恩返しも兼ねて猫が楽しく暮らせる環境を整えてあげる、と考えてみてはいかがでしょうか。
それでは、オススメのグッズなどをご紹介しますので、ぜひ参考にしてくださいね。
<キャットタワー>
これは、ご紹介するまでもありませんが猫には人気No.1の設備。
猫がストレスなく暮らすために運動するスペースは重要ですが、一人暮らし用の物件だと広いスペースを確保することは簡単ではありません。
とくに、ワンルームや1Kにお住まいの場合は1人だけでも手狭だ、という方も多いのではないでしょうか。
しかし、猫が運動するスペースは床だけではありません。
猫は3次元的な動きが得意ですので、キャットタワーを設置して縦のスペースを有効活用することで問題解決です。
キャットタワーの注意点は、地震などでも倒れないようにしっかりと固定することやカビが発生しないようにすることです。
<室内温度と湿度管理>
日本は、夏と冬の気温差が大きく湿度も高いので、猫が暮らしやすい環境とは言えません。
猫が快適に暮らせる温度と湿度の目安は…
- 夏は26℃~29℃前後
- 冬は20℃~25℃前後
- 湿度は40%~60%前後
と言われていますので、猫が暮らしやすくするためにエアコンで温度と湿度を管理することが重要です。
これは、あくまでも目安ですので猫と暮らしながら適温を探してくださいね。
注意点は、極端な温度変化にならないよう都度エアコンを稼働させることです。
<危険な場所への対策>
猫が外に飛び出さないために、脱走防止用のパーテーションやゲートを使用しましょう。
賃貸のお部屋でも使用可能な商品も多いですし、最近ではデザインにこだわったものもありますのでお部屋のインテリアにもなりますよ。
ゲートが低すぎると、猫は飛び越えてしまうこともあるのでゲートの高さには気を付けて購入しましょう。
まとめ
今回は、飼い主も猫も幸せに暮らすために必要なことをご紹介しました。
責任を持って、最後まで猫と楽しく幸せに暮らすために苦労することも多いと思います。
そして、猫と暮らすためのお部屋探しも簡単ではないかと思いますが、それでも猫と暮らすメリットは大きいですよ。
※保護猫の里親になるための方法や注意点、メリットなども以前ご紹介していますので、ぜひご参照ください。
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猫と暮らすためのペット可物件をお探しであれば、ぜひ「いえらぶポータルサイト」をご利用ください。