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今や犬や猫は家族の一員として私たち人間と楽しい時間を過ごしていますが、その始まりは百人百様。ペットショップでの出会いや、ブリーダーさんや知人からの譲渡での出会いなどがあります。
しかしながら、諸々の事情により飼い主さんを失い保護されている 保護犬・猫 も数多くいることも事実です。そんな 保護犬・猫 を譲渡会などから譲り受け里親となり家族として迎え入れる 里親制度 が最近注目を集めています。
今回は「里親になりたいけど、どうしたらいいのか分からない」という方向けに、里親になるための方法を紹介します。
犬猫の里親になるには
まず、里親を募集している里親募集サイトがあります。募集している団体はたくさんあるので、自分に合った団体のサイトをいくつかピックアップしてみるのもいいかもしれません。また、譲渡会では里親希望の人と保護されている犬・猫のマッチングが行われています。譲渡会では実際にゲージに入った犬・猫を見ることができるので、一度参加してみることをお勧めします。一緒に暮らしてみたい犬や猫が見つかったらどうするべきか、譲渡までの流れをまとめてみました。
譲渡までの流れ
1. 保護団体に連絡をする
里親募集サイトで、一緒に暮らしてみたい犬・猫が見つかったら一度保護団体に連絡をしましょう。この時に、どの子を迎えるべきなのか、性格とマッチするのかなどスタッフの方が相談にのってくれます。この際に、マッチングすれば実際に犬・猫との面談になります。
2.面会
希望するの犬・猫の面会です。ずっとお世話をしているスタッフの方も同席します。お互い特に問題がないと判断されれば、次のフェーズに入ります。
3.トライアル
すぐに一緒に暮らせるわけではなく、約1週間〜10日のトライアル期間があります。トライアルと聞くと、レンタル期間のように聞こえがちですがこれは「気軽に試すことができる期間」ではありません。真剣に犬・猫を迎え入れるという強い意志がある方にトライアルをする機会が与えられます。
4.正式譲渡
トライアル後、正式譲渡となります。これで、新しい家族として迎え入れることができます!
譲渡会の場合
1. たくさんの・猫と触れ合い、相性を確かめる。
2.引き取りたい犬・猫を決めたら、スタッフさんと面談する。
3.事務手続き、譲渡前の検査を経て引き渡し。
譲渡会についてはこちら
http://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/shuyo/info.html
里親として気を付けなければならないこと
「新しい家族は保護犬・猫にしてみよう」
そう思っている方でも、一つの命を家族として迎え入れるのですから、気を付けなければならないこともあります。
保護犬・猫のほとんどが、人間の都合によって捨てられてしまったり、ブリーダーさんから傷跡が目立つためペットショップでの販売ができないと判断させられてしまった子たちです。そのため、もう二度と人間の都合によって傷つけるわけにいかないという保護団体の思いがあります。
里親として「犬の最期まで責任を持って愛情を注いでくれる人」の他、いくつかのポイントと条件が存在します。
里親になるためのポイント
- 保護犬・猫を幸せにできる、信頼があること
- 飼育知識があること
- 他の動物や小さい子供がいないこと
里親になるための条件
里親になるための条件(例) | 単身者不可 |
高齢者不可 | |
ペット可マンションの契約書の提示 | |
身分証明の提示 |
保護団体によって条件は多種多様。ですから、里親になることを決めたら希望の保護団体で条件などを確認してみてください。
また、譲渡する側が団体ではなく個人の場合もあります。その場合、元の飼い主さんとのトラブルが引き起こされることもあります。特に、お金の受け渡しには注意しましょう。
里親になるための事前チェック
里親になることを決意したら、保護犬・猫を迎え入れるための事前準備とチェックを行います。
そもそも「ペット可、相談可物件」であるかどうかはきちんと確認しておきましょう。その際にも、いくつかの注意点があります。「ペット可、相談可」と書いてある物件でも場合によっては「猫はダメ」「ペットが苦手な人が住んでいる場合もある」など、きちんと事前に調べておくといいかもしれませんね。
ペット可、相談可物件探しはこちらから
https://www.ielove.co.jp/chintai/theme/pet/
「可愛いペットと暮らしたい!」のその前にペット可賃貸を考える
https://www.ielove.co.jp/column/contents/02134/#i-2
他にも保護したい犬・猫への十分な環境をつくることが第一となります。ハウス・トイレ・食事・リードなどの道具は、用意しておきましょう。もし、心配なことや相談したいことがあれば保護団体のスタッフ、個人間のやり取りであれば前の飼い主さんが犬・猫の特徴や性格などを教えてくれます。
里親になってから
無事、里親になった後でも十分なケアが必要です。飼ってすぐ逃げ出してしまう犬・猫もいるので要注意です。
さらに、トライアル期間では気が付かなかった癖や性格があるかもしれません。家を空ける際にはいたずらをしないためだけでなく、犬・猫の安全のためにもゲージや待たせておくことも重要です。
中には初めて会う人に慣れておらず、来訪者に噛みついたり怯えてしまったりするので注意しておきましょう。
しつけはもちろん、その子に合った手順とやり取りで徐々に環境に慣れさせていくことで、あなたの最高のパートナーとして長く付き合うことができます。また、急な病気や怪我をしてしまった際にどのような対応をすべきなのかも頭に入れておくといいでしょう。
まとめ
いかがだったでしょうか?
里親となって飼い始める事は、仔犬・仔猫の時から飼うことと違って、信頼関係を築くのに時間がかかるかもしれません。しかし、「幸せにする」という強い意志をもって接すれば、きっと向き合ってくれるはずです。一つの命を幸せにするためにも、事前に知識を入れておくことが大切になってきます。きっと、あなたに合った子たちに出会える事でしょう。
そんな一つ一つの命を家族として迎え入れる人が多くなることで小さな命が守られていくためにも、新しい犬・猫を家族の一員として「里親になる」という選択肢を増やしてみてください。