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2020年は世界中が大変な思いをした1年でしたね。
2021年はどんな年になるのかと期待していたところに、2度目の緊急事態宣言…。
まだまだ油断のできない1年となるかもしれません。
外出自粛を頑張っている飼い主さんの中には、ペットとの生活にマンネリを感じている方もいるでしょう。
そこで今回は、ペットとのお家時間についてお話しいたします。
愛犬や愛猫と一緒に過ごす時間が増えるメリットや注意点、マンネリを解消する過ごし方をまとめてみました。
家でのんびり過ごしている方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
ペットと家で過ごす時間が増えるメリットとは
世界では、新型コロナウイルスの感染拡大を防止するため、三密を避ける新しい生活様式がスタートしました。
それに伴い、オフィスワークの仕事が在宅勤務となったり、必要以上の外出や外食を避けて生活している方も多いのではないでしょうか。
在宅勤務がはじまった頃、仕事中にすり寄ってくる犬の写真や、オンライン会議に参加する猫の様子などがSNSで話題になりました。
どれも可愛くて、とても癒やされますよね。
飼い主さんとしては「仕事中でもペットと一緒に居られるなんて幸せ!」と喜ばしい気持ちでいっぱいでしょう。
今までと比べて飼い主さんのお家時間が増えた場合、ペットにとってどんなメリットがあるのかみていきましょう。
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ペットに寂しさを感じさせない
2頭以上の多頭飼いをしている家庭であれば、留守番中ペット同士で遊びます。
そのため、飼い主のいない寂しさを和らげられますよね。
しかし、単頭飼いであればそうはいきません。
飼い主さんがいない時間は、文字通りひとりで留守番しないといけませんから、退屈な思いをしていることでしょう。
とくに長時間の留守番は、ペットにとって寂しいものです。
人懐っこい犬や猫は、飼い主さんが仕事やお出かけに向かう際「行かないで!」とおねだりしてきますよね。
その姿がとても可愛らしく「この子を置いて出かけるなんてできない!」と心を奪われた飼い主さんは多いと思います。
飼い主さんのお家時間が増えると、ペットは留守場の機会が減るため、結果として、ひとりで寂しい思いをせずに済みます。
また、留守番で寂しい思いをするのはペットだけではありません。
飼い主さん自身もまた、寂しく感じることがあります。
家で一緒に過ごす時間が増えると、飼い主さんとしても寂しさが和らぎます。
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ペットの変化にすぐ気づける
こちらは大きなメリットです。
ペットの体調管理をする上で「すぐに気づける」ことには、大きな意味があります。
これは、ペットを室内飼いした方がいい理由としてもあげられます。
ペットが普段と違う行動をしていたり、具合を悪そうにしていたり…、こういった変化に気づかず放置していたら大事に至るかもしれません。
ペットの体調の変化に気づいて対処することは、飼い主としての責任です。
また、気づきたい変化とは、病気やケガなどの大きな兆候だけではありません。
部屋の温度や喉の渇きなど、小さな変化にも気づいてあげたいものです。
ペットは自分でできることが限られています。
賢いといわれている犬であっても、エアコンの設定を変えたり、自分で新鮮な水を用意したりといったことはできませんよね。
これらは、飼い主さんが意識して気にかけたい点です。
お家で一緒に過ごす時間が増えると、こうした小さな変化にも気づいて対応できるのがメリットでしょう。
気の利いた体調管理は、ペットのストレスを減少する効果も期待できそうです。
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深い信頼関係を築ける
ペットと接する時間が長いと、それだけお互いの絆が深まります。
ペットは一緒に遊んだり、散歩をしたり、かまってもらうことで、幸福を感じます。
そのため、仕事のときは遊んでもらえなかった分、家で過ごす時間が増えると嬉しいでしょう。
ペットと飼い主の信頼関係は、しつけをする上でも大切です。
しつけが上手くいっていなかったり、ペットが懐いてくれないなどの悩みは、信頼の低さからきているかもしれません。
これらを改善したい飼い主さんにとっても、ペットと接する時間が長いことはメリットとなるでしょう。
家でペットと長時間一緒に過ごす際の注意点について
ペットと接する時間が増えるメリットについては、お分かりいただけたと思います。
お家時間が長くなると、これらのメリットだけでなく注意したい点もありますよ。
ひとつずつみていきましょう。
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時間のメリハリをつける
お家時間が増えることによる弊害として、生活リズムの乱れがあげられます。
出かける予定がないと、いつでもお世話できる状態となりますよね。
すると、「いつも仕事の前に散歩行ってたけど、今日はお昼でもいいかな」と、緩みが出てきます。
こうして、毎日のルーティンが崩れていくのです。
仕事中でもふれあいの時間が増え、必要以上におやつを与えることもあるでしょう。
これらの乱れが習慣化してしまうと、健康に影響が出てきます。
ペットとしては、かまってくれる飼い主にテンションが上がり、昼寝の時間が減ってしまうかもしれません。
また、おやつのおねだりを聞いてもらえる回数が増えて、肥満になってしまう可能性も高まります。
一緒に家で過ごせるといっても、ずっとべったりしていることがメリットとなるわけではありません。
「かまって!」とおねだりされたら遊んであげたい気持ちもわかりますが、ペットの適切な生活リズムを崩さないためにも、時間のメリハリをつけるとよいでしょう。
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分離不安症に気をつける
ペットとの時間が増えると、分離不安症の危険性も高まります。
分離不安症とは、人間だけでなく犬や猫などにも見られる心の病。
飼い主と離れることに強いストレスを感じ、問題行動などを起こしてしまうといわれています。
飼い主とペットが適度な距離感を保てず、ずっと一緒にいるのが当たり前のような環境にある場合は注意が必要かもしれません。
分離不安症についてはこちらの記事で説明しています。
ペットとのマンネリを解消する過ごし方とは
そもそも、マンネリを感じているのは誰なのか考えてみましょう。
外出できずに退屈しているのは、飼い主さんの方ではないですか?
愛犬や愛猫もつまらなさそうにしていますか?
マンネリを解消する方法を知りたいと思ったら、まずはペットがどのような様子なのか観察してみましょう。
犬や猫は飼い主さんの心に敏感です。
飼い主さんが「飽きてきたなあ…」と考えながら接していると、ペットもそれを読み取り、気持ちが入らないなんてこともあり得ます。
そんなとき、こちらから本気で向き合うと、全力で応えてくれるかもしれません。
ペットとのコミュニケーションを取る上で、自分の気持ち優先の接し方になっていないかチェックしてみるといいですよ。
それでも飽きている様子を感じ取ったら、普段と違う遊びにチャレンジしてみましょう。
運動量の多い遊びは室内でやりにくいですから、頭を使った遊びがおすすめです。
室内の空間を活かして、おやつ探しをするゲームや、かくれんぼ。
また、犬や猫専用の知能グッズを使ったおもちゃで遊んでみるのもいいでしょう。
しかし、遊ぶだけがマンネリの解消方法ではありません。
「ペットと一緒にいるから何かしてあげないといけない」と考えているなら、一旦落ち着くことも解消法のひとつです。
「今日はのんびり過ごそうね」と話しかけ、安らぎの時間を過ごすのもおすすめですよ。
まとめ
ペットとのお家時間が増えると、ペットとしても飼い主さんとしても幸せな気持ちになりますよね。
だからといって、四六時中べったりと接していては、メリハリのある生活を送れません。
ダラダラとした生活を続けていると、マンネリにもつながるでしょう。
健康的な暮らしを実現するためにも、適度な距離感と時間を意識した生活を心がけてみてくださいね。