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新型コロナウイルスによる外出自粛は解除されましたが、未だ予断を許さない状況はつづいています。
とはいったものの、何か楽しみがあったほうが毎日の暮らしにも彩が生まれますよね。
そんななかで、「コロナウイルスが完全に収束したら、旅行に行きたい!」そうお考えの方も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、旅行を考えている方に、ペットと旅行するメリットや注意点をご紹介します。
旅行の事前準備や持ち物もご紹介しておりますので、ぜひ参考にしてみてください。
※いまだ予断を許さない状況ですので、コロナウイルスへの対策や旅行の計画は入念に!
ペットと旅行するメリットとは?
「飼い主が旅行中、ペットは預けておくのが普通じゃないの?」
そう思った方もいるでしょうか。
今では、家族の一員として考えられるようになったペット。
サービスも広がり、ペットOKのホテルも増えているんです。
そこで、ペットと旅行するメリットをいくつかあげてみました。
一緒に旅行したことがない方は、この機会にぜひ考えてみませんか?
<留守番の心配がない>
ペットを連れて行かないで旅行をするときは、お留守番をさせなければなりません。
数日家を空けるときは、知人やペットホテルに預けることも考えるでしょう。
そんなときは
「ペットホテルから電話がかかってきたらどうしよう」
「今ごろ寂しくしてないかな」
など心配になりますよね。
ペットと旅行することで、お留守番をさせる心配から解放されます。
いつも目の届くところにいるから、他に気をめぐらせることなく楽しめますよ。
<信頼関係を深める>
旅先の見慣れない場所を歩くのは、緊張しますよね。
それはペットも同じ。
初めての場所で一緒に行動する事で絆がうまれます。
真新しいできごとに自然と話がふくらみ、コミュニケーションをとる機会も増えるでしょう。
このような旅先でのさまざまなできごとが、信頼関係を深めることにつながります。
ペットと旅行することで、体験を共有する楽しさも味わえますよ!
<思い出づくり>
旅行では、普段より写真をたくさん撮りますよね。
景色と一緒に、ペットとの思い出も写真として残すことができます。
ペットが年老いてしまうと体に負担もかかるため、一緒に旅行しづらくなります。
そのため、元気なうちに思い出づくりをしておくのがおすすめ。
旅先で、いつもは見せない表情をしたり、新しい発見をしたり…。
飼い主にとっては、ペットとの思い出が増えるいい機会になるでしょう。
ペットとの旅行で必要な準備や注意点
「ペットと一緒に旅行するのもいいかも!」
と思い立った方へ、実際に旅行に行く前に準備しておくことがあるので、ご紹介します。
ペットを旅行へ連れていくための準備として、「トイレ」や「まて」などの基本的なしつけができていることは大前提です。
そのうえで、水を与えた時間や量から、飼い主がトイレのタイミングを管理できると、なおよいでしょう。
また旅行中は、ペットを歩かせることができない公共の場もあります。
飼い主の食事や買い物でペットを待たせておくこともあるでしょう。
そのため、クレートに入る練習も必要です。
前もって慣れさせておくことで、ペットも怖がらず安心してクレートの中で休むことができます。
しつけ以外の準備はこちら。
<ワクチン接種と発情期が被らないように>
旅行前に、感染症・伝染病・狂犬病・混合ワクチンなどの予防接種を済ませておきましょう。
免疫ができるまで2~3週間は必要だといわれていますので、旅行の日から逆算して早めの対処を。
宿泊するホテルが決まっているなら、そこに泊まるために必要なワクチンの種類も確認しておくとよいでしょう。
宿ごとに予防接種の種類が異なる場合があります。
また、ペットの発情期が重なってしまうと、旅行を満足に楽しめません。
ペットに負荷がかからないためにも、飼い主は配慮しましょう。
<体調管理>
旅行前は、ペットの体調も気にかけましょう。
散歩中や遊んでいるときにケガをしないように。
そして、病気にかからないように。
思いっきり旅行を楽しむために、日頃から健康に気をつけていると安心できますね。
また、体を清潔に手入れすることも大切です。
旅行ではいろんな人と接触するので、ノミや抜け毛で周りに迷惑をかけないように注意。
体のお手入れはペットの健康のためでもあります。
出発前にグルーミングやシャンプー、爪切りをしておきましょう。
<移動手段の計画>
電車で移動する際は、抜け毛とにおいに注意しましょう。
また公共の場所では、ケージやクレートでおとなしくさせる練習も必要ですね。
周りの迷惑にならないよう、持ち運びサイズのコロコロ(粘着テープ)や無香料の消臭剤を携帯しておくこともおすすめ。
抜け毛の防止に服を着せてあげてもよいかもしれません。
電車での移動に慣れているペットもいますが、慣れていなくて吠えてしまう場合はマイカーでの移動が安心。
狭い室内になるので、窓を開けて換気することと車酔いに注意しましょう。
ペットと旅行するときの持ち物
事前の計画や準備が整ってきたら、次は持ち物の確認ですね。
犬と猫それぞれまとめてみました。
- ケージやクレート
交通機関を利用する際や、ホテルの共用部分などで役に立ちます。
猫の場合はキャリーバッグでもよいでしょう。
- リードやハーネス
犬の場合は旅行先での散歩で必要です。
猫も旅先では、ハーネスをつけてケージから出すこともあります。
普段つけ慣れていない猫なら、ハーネスをつける練習をしておくのもおすすめ。
- 迷子札
ちょっと目を離したすきに、迷子になるかもしれません。
首輪やハーネスに、連絡先を書いた迷子札をつけましょう。
- トイレ用品
トイレシーツやフンを入れる袋、猫の場合なら猫砂など。
宿に泊まる際は、チェックイン時にトイレの設置を確認しておきましょう。
また、排泄物を処理できるホテルと、持ち帰らなければならない場合があるので、事前にチェックが必要です。
トイレ用品は、移動の際もあると安心です。
- フード
いつものエサやおやつを用意しましょう。
旅先で美味しいものに出会うでしょうが、口に合わなかったりおなかを壊すこともありますよね。
食べ慣れたご飯があると、ペットのストレスも軽減されます。
また、エサや水を入れるための食器も忘れずに。
- おもちゃ
いつも遊んでいるおもちゃは、非日常のなかでも安心感をもたらします。
また、移動中の退屈時間を紛らわすこともできます。
猫の場合は、爪とぎもあるとストレス解消にもなるのでおすすめです。
- タオル
おでかけで汚れた体を拭くために必要です。
寒いときは毛布としてかけることもできます。
移動中に周りをみて落ち着かないようなら、ケージにタオルをかけて暗くしてみましょう。
過度な興奮はストレスにもつながるので、視界を遮ってひとりの時間をつくってあげるのもいいかもしれません。
バスタオルサイズは寝床にもなります。
小さめから大きめのサイズまで、数枚あると便利でしょう。
- お手入れ用品
先にも述べましたが、コロコロ(粘着テープ)はペットの抜け毛を掃除するのに使います。
宿泊先のホテルや、車の中など意外と活躍する場所は多いでしょう。
新聞紙やウェットティッシュも、多めに持っていて損はありません。
におい対策として、消臭スプレーも携帯しましょう。
- もしものために
薬や保冷剤、予防接種証明書のコピーも持参しましょう。
ペット可の宿に泊まる際は、テックイン時に予防接種を受けているかどうか確認されることがあります。
自分の身分証明書を持つのと同じく、ペットの証明書もマナーとして持参しましょう。
宿での注意点とストレスを溜めない対策
宿での主な注意点は、宿泊先のルールを守ることと、きれいに保つことです。
ホテルや宿に入る前は、足をきれいにしましょう。
ホテルによっては、ペット専用の足洗い場があります。
ない場合は、持参したウェットティッシュで拭きましょう。
また、部屋のベッドや布団に上げないことも基本的なマナーです。
どうしても上ってしまうなら、宿の方に確認をとって、持参したタオルやシーツを敷いて対応しましょう。
またペットのストレス対策として、先に述べたこと以外にも
「無理に連れ出さないこと」
「移動手段を短くすること」
これらがペットへの配慮です。
旅行中は興奮しすぎて、いくら元気なペットでも疲れます。
ひとりになる時間も必要なので、宿でお留守番できる場合は休ませてあげることも大切。
そして、長時間の移動にならないよう、適度な休憩をはさむことも考えましょう。
まとめ
ペットとの思い出づくりに旅行はいかがですか?
まだ一緒に旅行したことがないという方も、注意点に気をつけてしっかり準備すれば安心です。
コロナウイルスが完全に収束したらぜひ旅行へいってみてくださいね!