野良猫・地域猫の違いはなに?人も猫も幸せな社会を目指す方法とは

野良猫・地域猫の違いと人も猫も幸せな社会を目指す方法とは?

日向ぼっこ中の猫を見て癒やされる方もいれば、猫のふん尿被害などを受けていて顔を顰める(しかめる)方など、猫を見て受ける感情はさまざまだと思います。

そして、外にいる猫がすべて野良猫だと思っている方や地域猫との言葉はご存じでも詳しくない方も多いでしょう。

 

今回は、そのような疑問にお答えできるように野良猫と地域猫の違いや、人と猫が幸せに暮らせる方法をご紹介します。

 

野良猫と地域猫の違いとは?

 

まず、野良猫と地域猫の違いはなにか…についてお答えします。

 

<野良猫とは>

人が生活している地域で人が直接飼っていない猫を野良猫と呼んでいます。

ここで、ポイントになるのが「人が直接飼っていない猫」の部分で、餌付けをしていたとしても直接飼っていなければ野良猫になります。

 

<地域猫とは>

人が生活している地域で直接飼っている方がいて、外でも活動している猫が地域猫と呼ばれています。

 

<野良猫と地域猫の違いとは>

その猫を直接飼っている方(管理者)がいるかいないかの違いが野良猫と地域猫のポイントです。

そして直接飼っている方とは、個人のみではなく地域のコミュニティも指します。

ここまでで、簡単に野良猫と地域猫の違いをご説明しましたが、なぜ野良猫がいるのでしょうか?

 

その答えは…

人に飼われていた猫が「捨てられた」「逃げ出した」後に繁殖してしまったからです。

 

元々は人が起こした問題であり、猫は本能のまま生きているだけに過ぎません。

人の都合でペットとして飼われて、人の都合で捨てられてしまう。そのような悲しい結果として野良猫が発生しています。

 

もちろん、猫の被害を受けている方にとっては害獣です。このまま増え続けると地域の環境や生態系を破壊することも考えられます。

しかし、当然猫は迷惑を掛けようとしている訳ではなく、前述したように本能のまま生きているだけです。

そして、可哀想だから餌をあげると安易に考えてはいけません。猫の繁殖力はとても強く、条件が整えば1年中繁殖可能です。

 

その条件の一つは栄養状態が良いことで、猫の妊娠期間は約2ヶ月、1回の出産で4~8匹ほど産みます。

 

子育て(離乳)が終わるとすぐに妊娠可能となるため、年間10匹以上の野良猫が増えます。

安易に餌をあげてしまうとさらに野良猫を増やしかねません。

 

それでは、どうするのかが問題になります。

その答えの一つが地域猫として、しっかりと管理し環境や生態系を破壊しないように注意し、猫の被害を受けている方が我慢しなくても済むような「人と猫が共生できる社会」を作ることです。

 

具体的な方法として行われているのものが…

  • 野良猫に避妊や去勢手術を行う
  • 決まった場所での餌やり
  • 決まった場所でのトイレ

など、野良猫がこれ以上増えないようにして猫の被害がでない状態にすることが目的です。

このような活動を、個人団体問わずさまざまな方が行っています。

 

しかし、すべての野良猫を地域猫として管理することは難しく時間がまだまだかかります。

時間はかかりますが、野良猫を放置する社会から人も猫も幸せに共生できる社会へと、確実に進んでいるのは間違いないと言えるでしょう。

そのような人も猫も幸せに共生できる社会のために、できることはさまざまですが、個人でもできることがあるのでご紹介します。

 

野良猫を保護して飼う流れは?

2野良猫を保護して飼う?注意点は?

 

猫と一緒に、暮らせる環境がある方なら野良猫を保護して飼う方法がオススメです。

保護する流れは、以下の通りです。

 

  • 保護する場所を整える
  • 捕獲
  • 迷子の猫ではないかの確認
  • 動物病院での診察や不妊去勢手術の準備

 

大まかなポイントだけですが、この流れが野良猫を飼うために重要です。

 

<保護する場所を整える>

猫と一緒に暮らす環境を整えるために、「ケージ」「シーツやブランケット」「キャリーバック」「猫のおもちゃ」「猫のトイレ」などを準備しましょう。

 

<捕獲>

すでに人になついているのであれば問題ないですが、違う場合は捕獲器を準備しましょう。

購入すると5,000~10,000円ほどしますので、行政や保護団体、動物病院、捕獲器リース会社などから借りることも検討しましょう。

 

「地域名」+「猫捕獲機」+「リース」とネットで検索してみてください。

捕獲器の使い方は、捕獲器のタイプや野良猫の置かれている状況などで変わりますので、購入やリースのときに相談するか地域の保護団体に相談するのが確実です。

 

<迷子の猫ではないかの確認>

ネットで「迷子猫」+「地域名」を検索するといくつかサイトが表示されますので、特徴や写真などを見て判断してください。

その他にも、保健所やSNSで確認する方法もあります。

 

<動物病院での診察や不妊去勢手術の準備>

感染症やノミ、ダニの有無と健康状態を診断してもらいましょう。

さらに、不妊や去勢手術の相談もしておくことで今後のスケージュールが立てやすくなります。

 

料金は動物病院によってさまざまですので、受診前に電話で問い合わせるのがオススメです。

ここまで来たら後は猫と一緒に幸せに暮らすだけです。

やらなければいけないことは多いですが、悲しい命を少しでも減らすためにご協力いただければ嬉しく思います。

 

野良猫を地域猫に!人と猫の共生を目指すTNR活動とさくらねことは?

1野良猫と地域猫の違いとは?

人と猫の共生を目指すTNR活動が盛んになってきていますが、TNR活動をご存知ではない方も多いので簡単にご説明します。

 

<TNR活動とは>

  • Trap(トラップ)野良猫を捕獲すること
  • Neuter(ニューター)野良猫に不妊や去勢手術を施すこと
  • Return(リターン)野良猫を元々いた場所に返すこと

 

この3つの言葉の頭文字を取りTNR活動と呼ばれています。

このTNR活動は行政が補助を行っていたり、動物愛護団体などが中心となっていたりとさまざまな方たちが携わっています。

そして、TNR活動は「さくらねこ活動」と呼ばれることも。

「さくらねこ」と呼ばれるようになったのは、公益財団法人どうぶつ基金が2012年に沖縄県石垣島で行った大規模TNR活動がきっかけです。

そのTNR活動後に、石垣市長とどうぶつ基金理事長、雑誌の編集長などが行った会談中に「さくらねこ」と命名されたと言われています。

 

V字にカットされた耳が桜の花びらのように見えることから付けられた名称で、猫の愛くるしさと相まってとても可愛らしく思えます。

そのV字カットされた耳が、去勢や不妊手術を受けた野良猫(地域猫)の目印です。

※必ずV字カットされている訳ではありません。

 

以前は、去勢や不妊手術を受けた目印がなかったために、何度も捕獲された猫がいるそうです。

猫にとっては「捕まる」ことですので、かなりのストレスがかかると言われています。

また、悲しい猫を減らす活動が猫の負担になるのも問題です。

 

そのためにもこの目印はとても有効ですし、地域の方が外出したときに「さくらねこ」を見かけたら、この地域でも猫と人の共生活動が行われていると判断できると思います。

日本の象徴とも言える「桜」から名付けられたさくらねこたち。

今後は、TNR活動のマスコット的な役割も担うかもしれないですね。

 

まとめ

 

今回は、野良猫・地域猫の違いや人も猫も幸せな社会を目指す方法とさくらねこをご紹介しました。

猫の被害を受けて我慢している方たちと、人の都合で野良になってしまった猫たち。

 

人も猫も幸せに共生していける社会までは、まだまだ時間はかかりますが確実に前に進んでいますので、さくらねこたちがいたら温かい目で見守っていただければと思います。

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