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内閣府の令和元年版障害者白書によると、「身体障害」「知的障害」「精神障害」の3区分における障がい者数の概数は、
身体障害者(身体障害児を含む。以下同じ)436万人、
知的障害者(知的障害児を含む。以下同じ)108万2千人、
精神障害者419万3千人となっています。
合計すると日本の障がい者数は963万5千人、全人口の約7.5%にあたります。
参照:https://www8.cao.go.jp/shougai/whitepaper/r01hakusho/zenbun/pdf/ref2.pdf
この割合を見て、多いのか少ないのか、感じることは人それぞれですが、誰しもが一度は学校や街で障がい者の方を見かけたことがあるのではないでしょうか。私自身何度も目にしたことはあります。
接する機会があった場合、あなたはどのような配慮をすべきかわかりますか?それとも配慮が必要だろうと思っていること自体が障がい者の方にとって失礼なのでしょうか。
今回は私自身どうするべきかわからなかったので、自分なりに調べて思ったことを皆さんにシェアする形で書いていきたいと思います!最後まで読んでいただけると幸いです!
前提として
私は健常者として生きてきました。障がい者としての気持ちは結局のところわかりません。
なので、この記事を読んで「違うよ!」と思われる障がい者の方がいるかもしれません。
ですが一人でも多くの健常者に見てもらえればと思い、この記事を書くことにしました。
人それぞれ考えが違うということを前提として読んでいただければと思います。
その接し方って正解なの?
前提で述べたように、人それぞれ考えが違うため「これが正解」とは言い切れませんが、良かれと思ってとった行動に「やめてほしい」と思う障がい者の方もいるみたいなので、いくつか紹介します!
1. 障がい者は神様じゃない!
障がい者の方が街に出かけるとしばしば「自分は神様なのか?」と感じてしまうくらい周りの人に気を使われすぎる事があるみたいです。
(人ごみの中、車いすで歩いていたらモーセの十戒みたいに目の前の人がズラッと道を開けたり…)
それはそれで「優しい世の中だな~」とも思うのですが、中には気まずさを感じる障がい者の方もいるのも事実です。
何事も「適度に」が大事で、むずかしい所ですね!
2. 障がい者はかわいそう?
障がい者の方に対し、どうしても特別視してしまうという事はありませんか?
自分が持っている障害をマイナスと捉えていない人にとっては、健常者がなにげなく発した「頑張ってください」という言葉を素直に受け取れなかったりするそうです。
その他にも障害の話はタブーかのように、その話になると暗くどんよりとした空気になってしまったり。
障がい者も健常者も同じ人間です。人それぞれ誇りを持って今日を生きています!
3.話しかけることはかえって失礼なのか
特別視をしないのなら、街で見かけた困ってそうな障がい者に話しかけることはかえって失礼なのでしょうか。
「話しかけることはかえって失礼になるのかな、、」
声をかけること自体が特別視になってしまうのではないか、と私は思っていました。
確かに弱いもの扱いされたくなくて余計なお世話と思う人もいるかもしれません。
ですが、声をかけてもらってコミュニケーションを取ったことで「外に出ることが楽しい」と思えるようになった障がい者の方もいます!
結局どうすればいいのか
ここまで読んでいただくと「じゃあ結局なにが正解なんだ」と思う人も多いのではないでしょうか。
私の意見としては、前提で述べたように人それぞれ考えが違うのなら、「障がい者」をひとくくりにすること自体が間違っていると思います。
「男はこうなんでしょ?女はこうなんでしょ?」と言われてイラッとした経験はありませんか?(笑)
それと同じように「障がい者ってこうなんでしょ?」と決めつけているようなものです。人と人との接し方や向き合い方に健常者も障がい者もありません。
ズバリ、はっきり聞けばいいのだと私は思います!
「何かお手伝いしましょうか?どうすれば良いですか?」と「個人」に尋ねてみて、その人に合った接し方をする。
まず話しかけてみないとどんな人なのかわかりませんし、失礼かどうかは人それぞれとして、話しかけることは悪いことではありません。
積極的にコミュニケーションを取ってお互いの理解が深め、分け隔てなく誰もが生きやすい社会にしていきましょう!