ペットと一緒に引っ越したい!引っ越し方法やストレスを軽減させる方法とは?

引っ越すことになった場合、「ペットを飼っているけどどうすればいい?」「ペットにとってストレスにならない?」など、さまざまな疑問を持つのではないでしょうか?

たしかに、ペットたちは環境の変化に敏感なため、なるべくストレスがかからないように移動させてあげたいですよね。

そこで今回は、ペットの引っ越し方法や必要な手続きなどをご紹介いたします。

また、大切なペットを引っ越しによるストレスから守る方法についてもご紹介するので、これから引っ越す予定あるがという方は、ぜひ参考にしてください。

 

ペットの引っ越し方法は3つ!

ペットの引っ越し方法は3つ!

引っ越しといえば引っ越し業者に依頼する方法が一般的ですが、ペットと一緒の場合は、どのような方法があるでしょうか?

ペットの種類や移動する距離によって、最適な引っ越し方法を選びましょう。

 

<引っ越し業者を利用する>

引っ越しするなら、初めに引っ越し業者を検討してみましょう。

引っ越しでは荷物をまとめたり掃除をしたりなど、やらなければいけないことが多くあります。

そこで、ペットの輸送も可能な引っ越し業者に依頼すれば、引っ越しにかかる負担を軽減できます。

一方で、ペットの輸送ができない引っ越し業者もあり、追加料金が発生するケースも少なくありません。

たとえば、東京から大阪まで犬や猫を輸送する場合、追加で30,000円〜40,000円ほどかかります。

引っ越しはなにかと費用がかかるので、なるべく費用を抑えるなら、時間をかけて業者を探す必要があります。

 

<ペット輸送専門業者に依頼する>

「安心してペットと引っ越したい」という方は、ペット輸送専門業者を利用すると良いでしょう。

ペット輸送可能な引っ越し業者だと、爬虫類や魚類など、対応しているペットが少ない可能性があります。

しかし、ペット輸送専門業者は対応しているペットも幅広く、ペットの負担を最小限にとどめてくれるので、遠距離の引っ越しに向いているでしょう。

しかしながら、業者の数が少ないので探す手間がかかり、また、料金も高い場合が多いです。

料金の目安としては、「10kmまで4,500円で11km以上は250円/km」や「大阪から新潟まで45,150円、札幌から福岡まで71,400円」などです。

 

<車や新幹線などを利用する>

業者に頼らず、ペットの移動は自分でおこなうという手もあります。

車や新幹線などを利用すれば、費用も安く抑えることができ、移動中は一緒にいられるのでペットの体調や様子をこまめに確認できます。

車の場合、普段から慣れているペットであれば問題ありませんが、あまり車に乗っていないとストレスを強く受けてしまうかもしれません。

そこで、車酔いに備えてペット用の酔い止め薬を用意したり、適度に窓を開けて風を入れたりするなど工夫が必要になるでしょう。

一方新幹線の場合は、あらかじめペット同伴の条件が規定されています。

「ペットは小犬や猫などの小動物のみ」「ケースに入れた状態で10kg以内であること」「体をケースから出さないこと」などを守り、ペットが吠えたり暴れたりしないよう、周りの乗客への配慮も忘れてはいけません。

 

ペットの引っ越しに必要な手続きとは

ペットの引っ越しに必要な手続きとは
ペットの種類によって、引っ越し後に必要な手続きがあります。

飼い主とペットが安心して暮らすために必要な手続きとなるので、必ずおこないましょう。

 

<犬の場合>

ペットが犬の場合、登録している住所の変更手続きが必要です。

犬は年1回狂犬病予防の注射が法律で定められており、予防接種をしないと罰金が科せられます。

この予防接種の通知は3月頃に郵送されますが、もし引っ越し後に住所を変更していないと、「予防接種を打ち忘れる」といったことになるかもしれません。

このようなことがないように、引っ越し後は速やかに市町村の窓口で手続きを完了させましょう。

 

<特定動物の場合>

国は人に危害を加える可能性がある動物を、特定動物として指定しています。

たとえば、タカやワニ、マムシやコモドオオトカゲなどが含まれ、これらの動物を移動させる際には都道府県知事などの許可を得なければなりません。

特定動物の手続きは引っ越し後ではなく、移動させる前におこなわなければならず、従わない場合は6か月以下の懲役または100万円以下の罰金が科せられる場合があるので注意が必要です。

 

<海外に引っ越す場合はどうなる?>

引っ越し先は、日本国内だけとは限りません。

海外に引っ越さなければならない場合は、どうすれば良いのでしょうか?

基本的に、ペットは生き物ではなくモノと認識され、輸入・輸出という扱いになります。

そのため、輸送中の死亡や殺処分などさまざまなリスクが発生します。

さらに、引っ越し準備期間として最低2か月は必要となり、10万円~50万はかかると想定しておきましょう。

まずは、引っ越し先のペット受け入れ条件を調べるために、相手国の大使館に問い合わせてみてください。

入国できる場合は輸出検疫証明書や健康証明書、輸入証明書などを用意します。

国によっても必要書類や条件は異なり、スムーズに引っ越すために、確実に準備をしましょう。

例として、オーストラリアは植物や環境、人に悪影響を及ぼす病原対の侵入を防ぐために、世界でも厳しい検疫をおこなっています。

現地の空港で検疫に時間がかかると、ペットの負担も大きくなってしまうので入念な準備が重要です。

 

引っ越しによるペットのストレスを軽減する方法

引っ越しによるペットのストレスを軽減する方法
環境の変化に敏感なペットたちは、引っ越しがストレスになってしまう可能性があります。

とくに、移動中はペットがぐったりしていないかなど、ペットの様子をよく観察するようにしましょう。

ここでは、引っ越しがストレスにならないよう、引っ越す前と後にできることをご紹介します。

 

<ペットの引っ越し前にできること>

ペットのストレスを減らすためには、引っ越し前の入念な準備が必要です。

あらかじめ、引っ越しに利用するキャリーケースを使用させ、ペットにとって安心できる場所にしておきます。

また、車などを利用して、乗り物での移動を体験させておきましょう。

少しずつ時間を伸ばしていけば長時間の移動にも慣れていき、引っ越し時の負担を軽減することが可能です。

 

<ペットの引っ越し後にできること>

人間にとっても、引っ越し後は新しい家や環境から緊張を感じ、慣れるまで時間がかかることもあるでしょう。

ペットも新しい部屋に戸惑いを感じ、不安になってしまうかもしれません。

対策として、ペットが日頃から使っていたおもちゃやタオルケットなどは、引っ越し先に持っていくようにしてください。

新居はまだ自分のにおいがついていないため、それがストレスになる可能性があります。

買い替える場合は、様子を見ながら少しずつおこないましょう。

 

<責任を持ってペットと引っ越そう!>

引っ越しは、人間にとってもペットにとっても負担になるものです。

引っ越し前は荷物をまとめたり転出届を提出したりと、なにかと忙しく、ペットとの時間が取れなくなってしまうかもしれません。

しかし、飼い主がいつもと様子が違うと、ペットは不安を感じてしまいます。

そんなときは、スキンシップを多めにすることで、ペットを安心させてあげると良いです。

ペットがストレスを感じないよう、飼い主として責任を持って引っ越すようにしましょう!

 

まとめ

今回は、ペットと引っ越す方法や手続きについてお伝えしました。

ペットとスムーズに引っ越すためには、事前の準備が大切です。

今回ご紹介した引っ越しのストレスを軽減する方法を活用して、ペットの負担を軽減させると良いでしょう。

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