【2020年4月新施設オープン】日本初!保護犬・保護猫と暮らす障がい者グループホーム

1障がい者グループホームとは

いぬらぶ・ねこらぶbyわおんのコラムでは、たびたび「ペット共生福祉施設」や「障がい者グループホーム」について紹介しています。

施設に対しての認知度は徐々に広がっていますが、まだまだご存じでない方もいらっしゃるでしょう。

そして中にはそんな施設があるなら住みたかった!または、働きたかった!という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

今回の記事では、改めて、障がい者グループホームについてや、日本初のペット共生福祉施設わおん・にゃおんの取り組み、2020年4月に新たにオープンした施設について紹介していきます。

障がい者グループホームやアニマルセラピーなどに興味をお持ちの方は、ぜひご一読ください。

 

障がい者グループホームとは

 

そもそも「グループホーム」とは、地域密着型サービスの一つで、なるべく家庭に近い環境で共同生活をおくりながら、介護や支援を受けることができる小規模施設を指します。

グループホームでは5~9人で共同生活をおくっており、定員や男性棟・女性棟に分かれたりなど施設によって異なる点もあります。

一般的なグループホームでは、主に認知症の高齢者のための介護施設であることが多いです。

一方「障がい者グループホーム」では、認知症や高齢者に限定せず、知的障害や統合失調症などの精神障害をお持ちの方を対象に、支援さえあれば自立した生活を送ることができる方のための介護施設のことを指します。

そのため一般的なグループホームの入居基準「65歳以上」という縛りもなく、65歳未満の入居者もいらっしゃいます。

 

現在の日本では、精神疾患をお持ちの方が増加しているものの、精神病院などの病床数が少なく、退院後の生活を支える受け皿として、障がい者グループホームの需要が年々増加しています。

退院後いきなりの社会復帰は難しいですが、介護や支援さえあれば、病院を出て共同生活をおくることは可能です。

障がい者グループホームでは、そんな皆さまのサポートをおこなっています。

 

ペット共生福祉施設「わおん」「にゃおん」とは

【2020年4月新施設オープン】日本初!保護犬・保護猫と暮らす障がい者グループホーム

 

ペット共生福祉施設「わおん」「にゃおん」とは、先に紹介しています「障がい者グループホーム」から、さらに一歩進んだ「保護犬・保護猫と暮らす、障がい者グループホーム」を運営しています。

保護犬・保護猫をグループホームに迎えることは日本初の試みですが、それにより人と動物それぞれに様々な良い効果を生み出します。

まず人に対しては、「アニマルセラピー効果」が期待され、すでに精神障害や知的障害、認知症の方の心の安定などに効果がみられております。

 

精神的・身体的に介護が必要な方の場合、個人で動物を飼育することは難しく、例えば飼っていたワンちゃんやネコちゃんと離ればなれになってしまうことも考えられます。

ペットと一緒に暮らしたいから…という理由で、グループホームに入居できず困っている方もいらっしゃいます。

また、現在はペットを飼ってはいないけれどこれから飼いたいと思っている場合も、ペット可物件への引越しやペット用品の買い物など、お世話以外にも様々な準備・費用が必要で飼育に至るには弊害が多いでしょう。

 

障害の有無に関わらず、動物と生活することはQOL(生活の質)を大きく向上させるケースが多いですが、先にあげました「アニマルセラピー」のように動物介在活動(Animal Assisted Activity)は、身体的・精神的苦痛の緩和ケアとして有効性が高いことがわかっています。

たとえば、動物を散歩させてあげたいという思いから、少しずつ外に出られるようになった方もいらっしゃいます。

ペット共生福祉施設に入居することで自身への負担を軽減させながら、諦めなければいけないと思っていたペットと生活をすることが叶い、喜びの声は少しずつですが着実に広がっています。

そして、保護犬や保護猫を引き取ることで、社会問題になっている動物の殺処分に対しても効果があり、ペット共生福祉施設が1つでも多く増えることが、多くの動物の命を救うことにもつながっています。

 

誰かひとりでお世話をするのではなく、施設で保護犬・保護猫を迎えることで、最後まで責任を持って飼育できるのかという点でも、個人で行う以上に安心度が高まります。

人だけでなく動物にとってもメリットが大きいことが、施設数が増加し続けている理由の一つと言えます。

さらに、グループホームという形をとることで、増加し続ける空き家の有効活用も可能になり、ペット共生福祉施設「わおん」「にゃおん」は、日本が現在抱えている様々な問題を解決することができる、注目の障がい者グループホームです。

 

ちなみに「わおん」は保護犬と暮らすグループホーム、「にゃおん」は保護猫と暮らすグループホームの名称です。

 

2020年4月オープンの新たなペット共生福祉施設について

2ペット共生福祉施設「わおん」「にゃおん」とは

 

2020年4月1日付けで、直営施設「わおん」「にゃおん」を含めた20拠点が新たにオープンしました。

これにより、参画企業による運営施設は19拠点の開設、全国の累計では193拠点目となりペット共生福祉施設「わおん」「にゃおん」の輪は大きく広がり続けています。

新たな直営施設は、埼玉県嵐山町にオープンした新築物件で、1階は保護犬と暮らす「わおん」、2階は保護猫と暮らす「にゃおん」となっており、直営施設の合計数は13拠点目になりました。

施設内は、共有のLDKや浴室、洗面所などを各階に設置しているだけでなく、2階にも玄関があり外階段から直接入ることができるなど、暮らしやすさが考慮されたつくりになっています。

 

さらに、2020年4月1日付けで、わおん事業に参画した企業による新たなグループホームが19拠点オープンしました。

今回新たにグループホームを開設している企業数は12法人、すでにわおん事業に参画済みで拠点を追加でオープンした企業数が4法人、計16法人で合わせて19拠点と直営施設1拠点とを合わせた20拠点が2020年4月1日 オープンする運びとなりました。

 

参画企業の募集は2018年8月に開始し、これまでの参画企業の累計は121法人で、拠点数はこの4月で193拠点となりました。

参画企業の募集は現在も引き続き募集をおこなっており、募集に関して詳しくはこちらをご覧ください。

 

<2020年4月1日 オープン!おもな参画企業店舗>

グループホームみうらんど(神奈川県横須賀市)

グループホーム大空(大分県別府市)

障がい者グループホームわおん石原(埼玉県熊谷市)

グループホームわおん水戸見川グループホームわおん水戸石川

グループホームわおん水戸千波(茨城県水戸市)

グループホームわおん阿見(茨城県阿見町)

Dogs音頭門真ポーラ棟(大阪府門真市)

わおん豊中柴原店(大阪府豊中市)

グループホームAROHA(空)(大阪府大阪市)

わおん障がい者グループホーム らんざん 3号館

わおん障がい者グループホーム らんざん4号館(埼玉県比企郡嵐山町)

 

2020年4月1日 オープンの拠点についてさらに詳しくはこちら

 

施設によってはオープン前の完成見学会なども開催しています。

今後、家族や自身の入居を考えている方も、介護福祉施設の運営に興味がある方や、ペット一緒に働ける施設をお探しの方も、興味がありましたらぜひ一度お問い合わせください。

 

まとめ

 

介護施設の不足、動物の殺処分、増加する日本の空き家など、物理的な問題を解決することは重要です。

しかし、それによって生まれた日本初のペット共生福祉施設は、ただの「モノ」ではありません。

 

人にはマネできない動物ならではのパワーが、人の心身を癒やしてくれる。

そして、人はそんな動物に愛情を持って接し、お互いがハッピーに暮らせる。

ペット共生福祉施設「わおん」「にゃおん」は、そんな障がい者グループホームです。

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