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犬や猫などペットを飼うと、抜け毛がよく落ちていたりトイレのにおいが気になったりしませんか?
掃除がいつも以上に大変になりますが、不衛生な環境で飼育することは、ペットの健康状態を損ねる可能性があります。
さらに、ペットから人間に移ってしまう病気もあるので掃除は入念におこなわなければなりません。
ペットと快適な生活を過ごすためにも、この記事でペットがいる家の掃除方法について知っておきましょう。
不衛生な環境はペットを病気にさせてしまう!
掃除をしていないような部屋で過ごすと、免疫力が下がったりアレルギー症状が悪化するなど、健康状態に悪影響を及ぼします。
これはペットも同じで、人間と同じように不衛生な環境で過ごすと病気になってしまいます。
しかし、ペットたちは飼い主に言葉で伝えたり、自分で動物病院行くことはできませんよね。
そのため、飼い主がペットの健康状態や体調の変化に気づいてあげることが重要になります。
<ペットが不衛生な環境で過ごすリスクとは?>
- 寄生虫に感染するリスク
掃除をしていない生活環境で過ごすリスクとして、寄生虫に感染してしまうことがあげられます。
とくに、ペットの便を処理せずに放置していると、寄生虫が繁殖しやすくなってしまいます。
寄生虫は感染すると激しい下痢になり、ペットの体力を奪ってしまうこともあるので注意が必要です。
- 皮膚病を発症するリスク
ノミやマダニなどに感染すると、皮膚が赤くかぶれたり毛が抜けたりといった症状を発症します。
ペットがよく体を掻くようであれば、皮膚病の症状がでていないか確認してください。
皮膚が痒い状態が続くと、ペットもストレスを感じたり皮膚を傷つけたりする可能性があります。
- 精神的な苦痛になるリスク
不衛生な環境で飼育することで健康状態が悪くなり、精神的な苦痛を感じてしまうことがあります。
体調の変化から元気がなくなったり、ストレスを感じてしまうこともあるでしょう。
<人に移る病気もある>
掃除をしないままでいると、ペットだけではなく飼い主も病気になることも。
ペットから人に移る病気のことを「動物由来感染症」といい、パスツレラ症、猫ひっかき病などがあります。
動物由来感染症は、飼い主がペットから気づかないうちに感染しているケースも起きています。
ペットとは密着した距離で生活するため、家はこまめに掃除し、清潔に保つことが重要です。
ペットがいる家の掃除方法は?
ペットと飼い主が健康的に過ごすためには、適切な対策方法を把握しておきましょう。
ここでは、ペットを飼うと気になる「抜け毛」や「トイレのにおい」、「おもちゃ・食器」の対策についてご紹介します。
<ペットの抜け毛対策>
犬や猫を飼うと、家具や服などによく抜け毛がついていることはありませんか?
とくに、生え変わりの時期になると毛が大量に抜けるので、掃除が大変になってしまいます。
以下のポイントに注意して、ペットの抜け毛対策をしてみましょう。
- ブラッシングで抜け毛が落ちるのを防ぐ
まずは、ペットをブラッシングして抜け毛を取ってあげましょう。
換毛期は、自分の体を舐めて毛玉を吐くことが増えるので、定期的にブラッシングをしてペットが快適に過ごせるようにします。
- 掃除機はスタンド式タイプで!
抜け毛を掃除する場合は、小回りのきくスタンド式掃除機がおすすめです。
また、ペットの抜け毛はホコリと同じように部屋の隅に集まりやすいので、部屋の中央から隅に向けてかけるようにしましょう。
- 定番の粘着クリーナーも活用
粘着クリーナーは、気になったときにすぐ使えるため重宝します。
掃除とは違って電気もいらないので、いくつか用意しておくといいですね。
- 家具は毛がつきにくいものを選ぶ
ソファやカーペットなどは、ペットの毛がつきやすいですよね。
ペットの抜け毛が気になるけど、掃除機を頻繁にかけられないという方には、毛がつきにくい家具を使用することもおすすめです。
<ペットのにおい対策>
ペットのにおいは飼い主が悩みやすい問題であり、部屋やトイレのにおいが心配という方も多いでしょう。
とくにトイレは衛生的にも、十分注意する必要があります。
- トイレシートはその都度変える
トイレシートは、ペットがトイレをする度に変えるようにしてください。
使用済みのトイレシートを放置しているとにおいの原因になるほか、シートを踏んだ足で部屋を歩きまわることも。
トイレレシートによって消臭力も異なるので、ペットに合ったものを選びましょう。
- 簡単な拭き掃除は毎日やる
トイレトレーの周りや床は、一日に一回は軽く拭き掃除をしましょう。
その際にクエン酸水を使用すれば、消臭効果を期待できます。
<ペットのおもちゃ・食器の洗い方>
忘れていけないのが、ペットが使用するおもちゃと食器の衛生。
どちらも口に触れるものなので、清潔にしておきたいものです。
- おもちゃは週に一回は洗う
噛んだり舐めたりするおもちゃは、ヨダレだらけで雑菌が繁殖しやすいです。
悪臭を放つこともあるので、週一回は洗濯するようにしましょう。
その際には、ペットにとって安全な重曹を使用するのがおすすめです。
重曹を入れたお湯で揉み洗いし、天日干しでしっかりと乾かしてください。
- 食器は毎回洗う
フードを入れるのに使用する食器は、おもちゃと同じようにヨダレがついています。
ペットがご飯を食べ終わったら、すぐに洗うようにしましょう。
食器を洗うスポンジはペット用として用意し、こちらも重曹で洗いましょう。
人間用の香りが強い食器洗剤を使用すると、敏感なペットたちはフードを食べなくなってしまいます。
ペットがいる家の注意点
ペットの健康を守るために、掃除をするうえで注意点があります。
<ペットにとって安全な洗剤を使用しよう>
家の掃除には、安全な洗剤を使用するようにしてください。
人間にとって害がない洗剤でも、ペットの健康を損ねる可能性があります。
重曹やクエン酸、セスキ炭酸ソーダであれば、ペットにも人にも優しく安心です。
また、ペットの皮脂汚れやにおいに特化した「ペット用洗剤」なども販売されており、ペットショップやインターネットで簡単に手に入れることが可能です。
においに敏感な子であれば、洗剤に好き嫌いが出る可能性もあるので、ペットに合ったものを選んでくださいね。
<ペットのために日常生活で注意すること>
ペットを飼うことは、飼い主としても責任が伴います。
ペットと幸せに暮らせるように、掃除だけではなく以下のことに注意しましょう。
- 爪が伸び放題になっていないか
ペットの体の状態を把握しておくことは重要です。
ペットの個体差によって異なりますが、3週間に一度は爪を切るようにしましょう。
伸び過ぎていると、ペットが自分の体を傷つけてしまうことも。
ペットが歩くときに、カチャカチャと音を立てているようであれば爪切りが必要です。
- 適切な栄養状態かどうか
ペットの食事や水の量は適切かどうか確認しましょう。
とくにペットを可愛がるあまり、フードやおやつを与えすぎている場合は注意が必要です。
太りすぎていると病気になる可能性が高まるので、食事の量だけではなく、散歩や遊びなどで運動量を調節してください。
まとめ
今回は、ペットを不衛生な環境で飼育するリスクと、ペットがいる家の掃除方法をお伝えしました。
ご紹介した掃除方法で、大切な家族の一員であるペットと、清潔で快適な暮らしを目指してくださいね。