冬はペットの水分不足に注意!犬や猫の脱水を防ぐ対策方法とは?

夏は、熱中症の対策で水分を意識する飼い主さん多いですよね。

それでは、冬はどうでしょうか?

犬や猫にとって、水分は年中通して必要不可欠な栄養です。

寒くなると飲水量が減ってしまうので、水分不足には注意が必要ですよ。

今回は、ペットにとっての水の大切さと、冬でも水分不足にならないための方法をご紹介します。

 

ペットの水分不足の危険性

 

犬や猫の体内は、60%~80%が水でつくられています。

水分は、体内の大きな部分を占めているんですね。

水分は体内を巡ることで、酸素や栄養素、老廃物などを適切に運搬しています。

水分不足に陥ると、これらの運搬がうまくいきません。

その結果、体内のさまざまな機能が低下します。

消化・吸収・体温調節・代謝機能に異変が出たり、最悪の場合死につながったりもします。

これは人間も同じですよね。

水分不足からくるペットの病気には、このようなものがあります。

 

  • 結石症
  • 膀胱炎
  • 尿毒症
  • 腎臓病
  • 歯周病

結石症は、多くの水分を摂取して排泄することが大切。

水分不足になると、事態はさらに悪化してしまいます。

膀胱炎は老齢のペットに心配な病気です。

トイレを我慢したり、水分量が減少したりする冬は、膀胱への細菌感染のリスクが高まるといわれているからです。

腎臓にかかわる病気だけでなく、歯周病の危険もあるとは意外ですよね。

これは、飲水量が減ることで口内の細菌が増えるためです。

また犬は、夏よりヨダレの量が減り、口内が乾燥しやすくなるのも歯周病の原因となります。

水分不足が招く体調不良はあなどれませんよね。

動物は水がないと生きていけないのです。

「そんなの当たり前だよ!」と思った方もいるでしょう。

しかし、水が大切だとわかっていても、冬は水分補給を忘れがち。

自然と飲水量が減ってしまう冬こそ、意識して水分をとりたい季節ですよ。

季節かかわらずお腹は空くのに、喉の渇きは違います。

「うちの子、暑いと水をがぶ飲みするのに、冬は少ししか飲まない…」と思い当たる飼い主さんいませんか?

冬だからこそ、ペットの水分不足には注意したいところです。

 

参考サイト:環境省「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」

 

https://www.env.go.jp/nature/dobutsu/aigo/2_data/pamph/petfood_guide_1808/pdf/full_b.pdf

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ペットの飲水量が減る理由とは?

 

水分は人とペットにとって大切な栄養素。

そのため、毎日十分な量を摂取したいですが、さまざまな理由から飲水量は減ってしまいます。

ペットの飲水量が減ってしまう原因は何があるのか、みていきましょう。

 

・口内トラブル

口内炎や歯茎の腫れなどにより、水を飲むのが辛い状態にある。

・病気

ヘルニアや関節痛などにより、水を飲む姿勢をとるのがきつい。

・老化

喉の渇きに鈍くなる。

・天気や気圧の変化

頭痛、めまい、貧血、食欲不振、下痢、嘔吐などの症状が出て、水を飲めなくなる。

・寒さ

水飲み場に行きたくなくなる。

・食事内容

ウェットフードや手作り食から水分を摂取しているため、直接的に水を摂取する量が少ない。

・水の鮮度

ボウルやお皿の水の交換頻度が減ると、鮮度が落ちたり汚れが入ったりして、飲みたくなくなる。

・ストレス

引っ越しや環境の変化などのストレスにより、通常の生活リズムを送れていないため。

 

これらの他にも、運動量の減少や、飼い主さんの意識不足もペットの水分不足を引き起こします。

 

ペットにはどんな水をあげればいいの?

 

基本的に、犬や猫に与える水は、人間が飲んでいる水と同じで問題ありません。

軟水や硬水、基本的にどちらでも大丈夫です。

しかし、硬水は尿結石を発症しやすいとの情報もあるため、ミネラルウォーターを与えるなら軟水をおすすめします。

とくに、尿結石を発症しそうな状態にある犬や猫は、ミネラルウォーターそのものを控えた方がいいかもしれません。

人間が口にするミネラルウォーターには、マグネシウムやカルシウムなどのミネラル成分が含まれています。

これらは、犬や猫にとっては負担になる可能性が高いとされているのです。

そのため、ミネラルウォーターより水道水の方がよいとの意見もあります。

たしかに水道水はミネラル成分を抑えられるだけでなく、殺菌効果も高いため細菌の繁殖も抑えられます。

ペットの容器に水を入れて放置する際、時間が経つと菌が繁殖しますよね。

細菌を含んだ水は食中毒の原因にもなります。

こまめに水を取り替えるのはもちろん、菌の繁殖が少ない水道水を飲み水に与えるのもよいでしょう。

飲み水として避けたいのは、池や川などの水です。

見えない細菌により体調を崩してしまうことがあるためです。

散歩に出かけた際、水場があったら思わず駆け寄ってしまうかもしれないので注意しましょう。

 

また、冬の時期に気になるのが、水の温度。

冬は気温が下がるため、常温でも冷たく感じてしまいます。

いつも常温の水をあげている場合、水の温度が冷たくなりすぎていないかチェックしましょう。

猫は、自分の体温と近い温度の水を好む傾向があるといわれています。

お風呂の水を飲もうとするのも、そのためでしょう。

猫の体温は約38度なので、与える水もぬるま湯が適していると考えられますね。

犬も、運動したばかりの暑いときには冷たい水を好みますが、冬の寒い時期であれば、ぬるま湯がおすすめです。

最近では、飲み水が自動で温まる機能のついた皿も販売されています。

アイテムを使えば、水を交換するたびに温める手間を省けるので便利ですよね。

しかし、ぬるま湯である30度~40度付近は、菌が増殖しやすい温度でもあります。

給水器の水をこまめに変えて、ペットに新鮮な水を飲ませられるよう気を配るのも大切ですよ。

ペットを安心して

犬や猫の水分不足を防ぐ対策方法とは?

 

人は理由がわかれば、意識して飲水量を増やせます。

しかし、犬や猫はそうではありません。

「冬も脱水にならないよう水分をとらなきゃ!」と意識するのは、飼い主さんの方です。

ペットが思うように水を飲んでくれないと困っている方は、次の項目を試してみてくださいね。

 

  • 水飲み場を複数用意する
  • 寒い部屋に水飲み場をつくらない

水を飲む場所が寒いと、そこまで行くのが嫌で飲水量が減る可能性もあります。

普段過ごす心地のよい場所の近くに給水場を設置するのがおすすめです。

また、老犬や老猫の場合は寒さにかかわらず、給水場まで歩いていくのが面倒なケースもあります。

普段の生活範囲内を少し狭めてあげて、ストレスなく水を飲めるように工夫するといいですよ。

  • 冷たすぎない水にする(ぬるま湯にする)
  • ドライフードにウェット製品や手作り食をトッピングする
  • 普段食べているフードにスープを混ぜる

療法食を食べている犬や猫の場合、食材やスープのトッピングが難しいこともあります。

その際は、冬の間だけそのシリーズのウェット製品にして、朝はドライ、夜はウェットと使い分けるのもいいでしょう。

  • ドライフードに水分を含ませる

こちらはトッピングではなく、お湯でふやかすだけでできます。

ペットの味の好みによっては食べてくれない場合もあるので、初めて与える際は少量を含ませて試してみましょう。

  • 給水器を工夫する

ミニチュアダックスフンドのような鼻の長い犬種だと、水を飲む際に鼻がついて、飲みづらさを感じることがあります。

また、老犬や老猫が水を飲むときに負担のかかる姿勢をしていれば、水を飲む気分にもなれません。

ボウルの形を変えたり、高さを調節したりして、ペットがストレスなく給水できるよう工夫しましょう。

また、新鮮な水に変えてあげるとゴクゴク飲む傾向にある子には、自動給水器の使用をおすすめします。

ホコリや被毛などをろ過しながら給水できるので、いつでも清潔な水分を与えられますよ。

  • 水に味やにおいをつける

ペット用のミルクや、猫が好むまたたびのエキスなどを水に加えるのも対策のひとつです。

ペットの好きな味であれば、いつもの水でも積極的に飲んでくれるでしょう。

ただし味つきの水は傷みやすいため、こまめに取り替えてください。

 

まとめ

 

人にとっても動物にとっても大切な水。

基本的に、犬や猫は本能的に自ら水分を飲みに行きます。

しかし、老化や病気、少しの寒さや鮮度の低下により、飲水量が減少してしまうこともあるのです。

飼い主さんは、ペットがしっかり水分を補給しているかどうか気にかけましょう。

とくに、冬は自然と飲水量が減ります。

愛犬や愛猫が水分不足にならないよう、工夫して生活してみてくださいね。

 

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